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『モブ高生の俺でも冒険者になればリア充になれますか? 3』感想・レビュー
向いている人や作品の魅力を紹介

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『モブ高生の俺でも冒険者になればリア充になれますか? 3』の感想・レビューです。

3巻は、2巻で大きな区切りを迎えたあと、新しい展開が始まる巻でした。

学年トーナメントで優勝したマロは、二年生に進級しても人気冒険者として順調に立場を築いています。
一方で、Fランク迷宮で行方不明者が増えているという不穏な話も出てきて、物語はまた別の方向へ広がっていきます。

ハーレム寄りの楽しい雰囲気もありつつ、
ふとした場面で感情を揺さぶってくるところがあり、今回もかなり印象に残る一冊でした。

目次

『モブ高生の俺でも冒険者になればリア充になれますか? 3』はどんな作品?

『モブ高生の俺でも冒険者になればリア充になれますか? 3』は、
現代に迷宮が出現した世界を舞台にしたダンジョン攻略ものの第3巻です。

リア充を目指して冒険者になった北川歌麿、通称マロ。
2巻で学年トーナメントを勝ち抜いたことで、彼の立場は大きく変わりました。

3巻では二年生に進級し、人気冒険者としてクラス内でも存在感を持つようになったマロが、
鬼人のカード「鈴鹿」をデッキに加えて迷宮攻略へ挑んでいきます。

美少女たちと冒険者同好会の発足を目指すなど、冒険者としても学生としても順調に進んでいるように見えます。

しかしその一方で、Fランク迷宮で行方不明者が増えているという不穏な話が出てきます。

3巻は、マロの順調な学校生活と冒険者としての活動を描きつつ、迷宮やカードに関する謎が少しずつ広がっていく巻でした。

発売日や著者などの作品データを先に確認したい方は、こちらの記事からどうぞ。

向いている人

  • 2巻まで読んで続きを気にしていた人
    2巻で大きな展開が一区切りつき、3巻では新しい話が始まります。
    マロのその後や、二年生になってからの立場が気になっていた人には読みやすい続きです。
  • 迷宮やカードの謎が広がる展開が好きな人
    今回は、Fランク迷宮での行方不明者やカードに関する謎など、今後につながりそうな要素が出てきます。
    単なるダンジョン攻略だけでなく、世界観の裏側が気になる人に向いています。
  • 楽しい雰囲気の中に感動要素がある作品が好きな人
    本作はハーレムもののような賑やかさもありますが、それだけで終わらない作品です。
    油断していると、ふとした場面で感情を揺さぶられるところがあります。
  • 小ネタやパロディ的な要素を楽しめる人
    3巻でも、他作品を思わせる小ネタが入っているように感じました。
    元ネタを知っていると、ちょっとした場面でクスッと笑える楽しさがあります。

合わないかもしれない人

  • ハーレム寄りの雰囲気が苦手な人
    3巻では、美少女たちと冒険者同好会を目指す流れもあり、賑やかな雰囲気があります。
    そうした要素が苦手な人は、少し好みが分かれるかもしれません。
  • 謎を残して次へ進む展開が苦手な人
    今回は迷宮やカードに関する謎が出てきて、次巻以降が気になる形で話が進みます。
    1冊ごとにすっきり区切りたい人には、少し落ち着かない読後感になる可能性があります。
  • 小ネタが気になる人
    他作品を思わせるネタは、分かる人には楽しい要素です。
    ただ、こうした小ネタが気になるタイプの人は、少し引っかかる場面があるかもしれません。

感想・見どころ

※本記事は作品内容に軽く触れています。未読の方はご注意ください。

『モブ高生の俺でも冒険者になればリア充になれますか? 3』は、
2巻で大きな話が終わったあと、新しい展開が始まる巻でした。

学年トーナメントで優勝したことでマロの立場は大きく変わり、
二年生になってからも人気冒険者として存在感を持っています。

1巻では冒険者として一歩を踏み出し、2巻では学校内での立場や周囲との関係が大きく動きました。
そして3巻では、その変化を受けたうえで、さらに迷宮の謎やカードの謎へと話が広がっていきます。

今回特に印象に残ったのは、順調そうに見えるマロの状況の裏で、不穏な要素が少しずつ出てくるところです。

二年生に進級して、冒険者としても学生としても良い流れに乗っているように見える一方で、
Fランク迷宮で行方不明者が増えているという話が出てきます。

この不穏さがあることで、単に楽しい迷宮攻略で終わらない雰囲気が出ていました。

また、3巻ではカードや迷宮に関する謎も少しずつ見えてきます。

はっきり答えが出るというより、「これは今後どうなるのだろう」と気になる要素が増えていく形です。
そのため、読後はかなり続きが気になりました。

そして、1巻から感じていましたが、この作品は意外と涙腺に来る場面が多いです。

最初は、もっと軽いハーレム系の現代ダンジョンものだと思っていました。
もちろん賑やかな雰囲気や、モンスター娘たちとのやり取りもあります。

ただ、それだけではなく、キャラの想いや関係性の描き方で不意に感情を揺さぶってくるところがあります。

「楽しいダンジョン攻略もの」として読んでいると、急に心に来る場面があるので油断できません。

個人的には、この意外性が本作の大きな魅力になっていると思います。

ハーレム寄りの作品に見えて、実は感情面でもしっかり刺してくる作品だと思います。
少なくともただ明るく楽しいだけの作品ではありません。
不意に涙腺へ来る場面があるので、読んでいて印象に残りやすいです。

また、本巻でも他作品を思わせる小ネタがありました。

3巻では、『テラフォーマーズ』や『涼宮ハルヒの憂鬱』、
『クロノ・トリガー』あたりを連想するような場面があったように感じます。
あくまで個人的にそう感じた程度なので、元ネタを知らなくても読むうえで問題はありません。

ただ、知っていると少し楽しくなる要素ではあるので、こうした小ネタが入ってくるところも本作らしさだと思います。

総合すると、3巻は
「迷宮やカードの謎が広がり、感情面でも印象に残る巻」
という印象です。

2巻まででマロの立場が大きく変わり、3巻ではその先の新しい問題が見えてきます。
話が広がる巻なので、シリーズ全体としても次が気になる内容でした。

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