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『アラサーがVTuberになった話。2』 感想・レビュー
妹とのコラボ配信と広がる関係性が楽しい一冊

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『アラサーがVTuberになった話。2』の感想・レビューです。

2巻では、神坂怜としてデビューしてから3ヶ月が経ち、主人公のVTuber活動も少しずつ広がっていきます。

今回の大きな見どころは、やはり妹がVTuberとしてデビューするところです。
1巻でも存在感のあった妹が、満を持してVTuber側に入ってくることで、
主人公との兄妹コラボ配信や周囲との関係がよりにぎやかになっていました。

炎上やネット上の騒動は相変わらずありますが、
1巻ほど重く引っ張るというより、騒動を挟みながらも配信者としての日常を楽しめる巻だったと思います。

目次

『アラサーがVTuberになった話。2』はどんな作品?

『アラサーがVTuberになった話。2』は、男性VTuber・神坂怜として活動する主人公の周囲に、
さらにVTuber関係の人物が増えていく巻です。

主人公はデビューから3ヶ月が経ち、炎上や騒動に巻き込まれながらも、VTuberとしての活動を続けています。

そんな中で、以前から予定していた妹との兄妹コラボ配信に向けて準備が進んでいきます。
妹がVTuberとしてデビューし、主人公と同じ配信者側に立つことで、
これまでとは違ったやり取りが見られるのが大きな見どころです。

さらに、前職の後輩がVTuberになっていたり、
その同期が妹の親友だったりと、主人公の周囲にはどんどんVTuber関係者が増えていきます。

偶然にしてはかなり身近にVTuber関係者が集まっていますが、本作らしいバタバタ感として楽しく読めました。

発売日や著者などの作品データを先に確認したい方は、こちらの記事からどうぞ。

向いている人

  • 妹との兄妹コラボを楽しみたい人
    2巻の大きな見どころは、妹がVTuberとして登場し、主人公とコラボするところです。
    経緯は少し強引なところもありますが、兄妹の距離感や配信でのやり取りが楽しく、
    1巻で妹が気になっていた人には、満足しやすい巻だと思います。
  • VTuber同士の関係性が広がる話を読みたい人
    今回は妹だけでなく、前職の後輩や妹の親友など、主人公の周囲に新しいVTuber関係者が増えていきます。
    配信者としてのつながりが広がっていく雰囲気が好きな人には合いやすいです。
  • 主人公がまた騒動に巻き込まれる展開が好きな人
    2巻でも主人公の周囲はかなりバタバタしています。
    ただ、1巻と比べると深刻な炎上というより、小さな騒動が次々起こる印象です。
    本作らしいネット上の反応や、主人公の巻き込まれ体質を楽しみたい人には向いています。
  • 新キャラとの絡みを楽しみたい人
    2巻では新キャラも登場します。
    まだ深く掘り下げられているというより、
    今後に向けた顔見せの印象もありますが、主人公との関係がどう広がるのか気になるキャラが増えていました。
  • 1冊にいろいろな話が入っている作品が好きな人
    1巻と同じく、2巻もかなり内容が詰まっています。
    ひとつの大きな流れだけで進むというより、
    配信、コラボ、騒動、新キャラとの関係など、細かく話題が切り替わっていくタイプの巻でした。

合わないかもしれない人

  • 妹中心の展開が苦手な人
    2巻は妹との絡みがかなり多いです。
    兄妹コラボや妹のVTuberデビューが大きな軸になっているため、
    妹キャラよりも他のVTuberとの関係を見たい人には、少し偏って感じるかもしれません。
  • 新キャラをすぐ深く掘り下げてほしい人
    新キャラは出てきますが、2巻の時点では全員がしっかり掘り下げられるわけではありません。
    キャラ同士の関係が少しずつ広がる段階なので、
    濃い個別エピソードを期待すると物足りなさを感じる可能性があります。
  • 一気に読み進めたい人
    本巻は短いエピソードや場面の切り替わりが多い印象です。
    そのため、少し読んだところで区切りがつきやすく、
    人によっては一気読みよりも少しずつ読む形になりやすいかもしれません。
  • VTuber文化や掲示板の反応にあまり興味がない人
    今回も配信、コラボ、ネット上の反応、VTuber同士の関係性が大きな要素になっています。
    そのため、VTuberや配信者文化に興味が薄い場合は、入りづらく感じる可能性があります。

感想・見どころ

※本記事は作品内容に軽く触れています。未読の方はご注意ください。

『アラサーがVTuberになった話。2』は、1巻で始まったVTuber活動が、さらに周囲へ広がっていく巻でした。

特に印象に残ったのは、やはり妹がVTuberとしてデビューするところです。

1巻でも主人公をVTuberの世界に引き込む存在として印象的でしたが、
2巻では、いよいよ妹本人もVTuberとして活動する側になります。
そのうえで主人公との兄妹コラボが描かれるので、作品全体のにぎやかさがかなり増していました。

経緯としては少し勢いのある展開ではありますが、本作らしいバタバタ感として読むと楽しいです。
兄妹ならではの距離感もあり、配信上でどう見えるのか、周囲がどう反応するのかを含めて面白く読めました。

また、妹の親友がVTuberになっている点も、今後につながりそうで気になるところです。
主人公、妹、妹の親友と、身近なところにVTuberが増えていく流れはかなり濃いですが、
だからこそ人間関係が広がっていく楽しさがありました。

そして今回も、主人公の周囲は相変わらず落ち着きません。

炎上やネット上の騒動は本作の特徴でもありますが、
2巻では1巻ほど重く沈むというより、小さな騒動が次々起こるような印象でした。
主人公にとっては大変な状況ですが、
読者としてはその巻き込まれ方や周囲の反応を含めて楽しめる作りになっています。

掲示板や視聴者側の反応も良いアクセントになっていて、
騒動があっても暗くなりすぎないのが読みやすかったです。

新キャラについても、今後が気になる人物が増えていました。

特に先輩の男の娘キャラは印象に残りました。
登場した時点でキャラの方向性がわかりやすく、今後主人公とどう絡んでいくのか気になる存在です。

ただ、2巻全体で見ると、新キャラを深く掘り下げるというより、
まずは顔見せをしながら関係性を広げていく巻という印象でした。
そのため、キャラ単体の濃いエピソードを期待すると少し物足りない部分もあるかもしれません。

一方で、妹との絡みはかなり多く、2巻の中心としてしっかり楽しめます。
妹のVTuberデビューや兄妹コラボを楽しむ巻として読むと、満足しやすい内容だと思います。

また、1巻と同じく情報量は多めです。

ひとつの大きな話をじっくり進めるというより、配信、コラボ、炎上、身近な人物のVTuberデビュー、
新キャラ登場など、いろいろな出来事が詰め込まれています。

そのぶん飽きにくいのですが、場面ごとに区切りがつきやすく、
読む人によっては少しずつ読み進める形になりやすいかもしれません。

自分の場合も、話の区切りでつい読むのを止めてしまい、結果的に1冊読むのに少し時間がかかりました。
ただ、それは退屈だからというより、短い単位で満足感がある作りだったからだと思います。

総合すると、『アラサーがVTuberになった話。2』は、
妹のVTuberデビューと兄妹コラボを中心に、主人公の周囲がさらににぎやかになる一冊でした。

1巻のような強い導入のインパクトとは少し違い、
2巻ではキャラ同士の関係性や配信者としての広がりを楽しむ内容になっています。

妹とのやり取りが好きな人、
主人公が騒動に巻き込まれながらもVTuber活動を続けていく姿を見たい人には、楽しく読める巻だと思います。

次巻では、新キャラや周囲のVTuberたちとの関係がさらに掘り下げられることにも期待したいです。

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