『賢者の弟子を名乗る賢者 6』(6巻)感想・レビュー
「賢者の弟子」を名乗る者からの呼び出しと、和室ワゴンの旅
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★★★★★★★★★★3.0 / 5
※本記事は作品内容に軽く触れています。未読の方はご注意ください。
自分と同じく「賢者の弟子」を名乗る者から手紙を受け取り、指定された場所へ向かうミラ。『賢者の弟子を名乗る賢者 6』は、その呼び出しから幕を開けるシリーズ第6巻です。
りゅうせんひろつぐさん著、イラストは藤ちょこさん。GCノベルズから2016年に刊行された、「小説家になろう」発の異世界ファンタジーです。
総合評価 ★3|「賢者の弟子」を名乗る者からの呼び出しで始まる、冒頭の展開が面白い1冊です。
目次
『賢者の弟子を名乗る賢者 6』はどんな作品?
主人公のミラは、VRMMO『アーク・アース オンライン』で九賢者の一人・召喚士ダンブルフを演じていたプレイヤー。ゲームが現実になった世界で少女の姿になり、「賢者の弟子」を名乗っています。
呼び出しの先で待っていた窮地を切り抜けたミラは、久しぶりに帰宅。ダンブルフ付きの補佐官で妖精のマリアナと、街へ買い物に出かけます。
一方で、精霊を付け狙う謎の組織キメラクローゼンを追う動きも、いよいよ本格的に始まります。ミラは、キメラクローゼンに対抗する組織「五十鈴連盟」の総帥に会うため、本拠地のある四季の森へ向かいます。
発売日や著者などの作品データを先に確認したい方は、
賢者の弟子を名乗る賢者 6からどうぞ。
向いている人
これまでの巻を楽しんできた人
この巻は前巻からの続きです。九賢者を探すミラの旅を、1巻からここまで楽しんできた人におすすめです。
組織どうしの対立を追う物語が好きな人
精霊を狙う悪逆な組織と、それに立ち向かう組織。この巻では、二つの組織をめぐる争いにミラが本格的に関わっていきます。対立する勢力の動きを追う話が好きな人に向いています。
合わないかもしれない人
この巻から読み始めたい人
九賢者探しの旅も、キメラクローゼンと五十鈴連盟の争いも、これまでの巻の流れを受けて進みます。物語は巻をまたいで続いていくので、1巻から順に読むのがおすすめです。
見た目と中身のギャップ設定が苦手な人
少女の外見に、老賢者を演じてきたプレイヤーの中身というずれは、この巻でも作品の土台です。
感想・見どころ
補佐官マリアナとの買い物デート
久しぶりに帰宅したミラは、マリアナの買い物に付き添い、観光地になった街を案内してもらいます。風水用品の店やインテリアの店をのぞきながら、二人で街を歩く一日です。
遅めの昼食に立ち寄った屋台広場では、タコ焼きの仲間のコロ玉焼きやクレープを二人で分け合います。周りのカップルを見て、食べさせ合いに憧れるマリアナ。ラブラブだなぁ、と思える二人の休日です。
和室仕立ての特注ワゴン
四季の森へ向かうミラのために用意されたのが、召喚体のガルーダに運ばせて空を行く、ミラ専用の特注ワゴンです。中は畳に炬燵、押入れまでそろった和室仕立てで、光を受けて車内の空気を整える植物・薄霧草まで置かれています。ワゴン完成だ!と思いながら読みました。
ルミナリアが主役の巻末EX
巻末のEXは、アルカイト王国にいる九賢者の一人・ルミナリアが主役の短いお話。なんだかんだでイケメンっぷりを見せつけてくれます。
まとめ
『賢者の弟子を名乗る賢者 6』では、マリアナとの休日や、和室仕立ての特注ワゴンでの旅も描かれます。物語は続きが気になるところで終わるので、次の巻を早く読みたくなります。
これまでの巻を楽しんできた人に、手に取ってほしい1冊です。
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