『賢者の弟子を名乗る賢者 8』(8巻)感想・レビュー
ヨハン救出作戦から、打倒キメラクローゼンの最終決戦へ

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★★★★★★★★★★4.0 / 5
『賢者の弟子を名乗る賢者』(8巻)りゅうせんひろつぐ(著)/藤ちょこ(イラスト)/マイクロマガジン社・GCノベルズ の書影

※本記事は作品内容に軽く触れています。未読の方はご注意ください。

人類の友である精霊を食い物にする宿敵、キメラクローゼン。彼らに拉致された錬金術師ヨハンを救うため、ミラたちが作戦を始めます。『賢者の弟子を名乗る賢者 8』は、捜査の中で本拠地が特定され、最終決戦へ動き出していくシリーズ第8巻です。

りゅうせんひろつぐさん著、イラストは藤ちょこさん。GCノベルズから2017年に刊行された、「小説家になろう」発の異世界ファンタジーです。

総合評価 ★4

目次

『賢者の弟子を名乗る賢者 8』はどんな作品?

主人公のミラは、VRMMO『アーク・アース オンライン』で九賢者の一人・召喚術士ダンブルフを演じていたプレイヤー。ゲームが現実になった世界で少女の姿になり、「賢者の弟子」を名乗っています。

この巻の幕開けは、荒らされたヨハンの屋敷です。本人の姿はありません。ミラたちは商会の地下に造られた『王様の隠れ家』へ移り、救出に向けて話し合います。

捜査を進めるうちに、敵の正体は少しずつ明らかになっていきます。決戦に向けて動き出すのは、ミラ、九賢者の一人カグラ、そして仲間たちです。

発売日や著者などの作品データを先に確認したい方は、賢者の弟子を名乗る賢者 8からどうぞ。

向いている人

キメラクローゼンとの最終決戦を読みたい人

ヨハンの救出に向けた捜査から、宿敵との戦いへと進んでいく巻です。

仲間が総出で挑む決戦が好きな人

ミラだけでなく、仲間たちも総動員で挑む展開が好きな人に合います。

合わないかもしれない人

見た目と中身のギャップ設定が苦手な人

少女の外見に、老賢者を演じてきたプレイヤーの中身というずれが作品の土台です。また、この巻には少女の姿でのシャワーの場面が、口絵と本文にあります。

この巻から読み始めたい人

キメラクローゼンをめぐるお話は前の巻から続いているので、1巻から順に読むのがおすすめです。

感想・見どころ

手の込んだ秘密基地

ミラたちが向かう『王様の隠れ家』は、商会本店の一室で棚の箱を操作して隠し扉を開け、長い階段を下りた先にあります。自分だったら覚えきれないと思うくらい、手の込んだ細工です。

カグラの陰陽術と敵側の人物たち

カグラの陰陽術には、式神と居場所を入れ替えるものもあります。擬似テレポートのようで、陰陽術すごいな、と思いました。

捜査の途中で捕虜になる敵側の人物たちは、口が軽くて、なんだか憎めなくなってきます。やることはやっている相手なので同情の余地はないものの、捕虜たちのノリは嫌いじゃありません。

召喚術士ミラの戦いぶり

召喚術士ミラの戦いぶりには圧倒的な物量を感じて、力の暴力すぎる!と言いたくなりました。

まとめ

『賢者の弟子を名乗る賢者 8』は、宿敵キメラクローゼンの打倒へ向けて、ミラと仲間たちが動き出す第8巻です。

キメラクローゼンとの最終決戦を読みたい人に、手に取ってほしい1冊です。

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