『賢者の弟子を名乗る賢者 7』(7巻)感想・レビュー
キメラに繋がる手がかりを追い、召喚術でアジトへ潜入

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★★★★★★★★★★3.0 / 5
『賢者の弟子を名乗る賢者』(7巻)りゅうせんひろつぐ(著)/藤ちょこ(イラスト)/マイクロマガジン社・GCノベルズ の書影

※本記事は作品内容に軽く触れています。未読の方はご注意ください。

精霊を付け狙う組織キメラクローゼンの目的は、精霊王にある。そう確信したのは、組織を追う五十鈴連盟とミラです。『賢者の弟子を名乗る賢者 7』は、敵の所持品から本拠地への手がかりを見つけたミラが、アジトへ潜入していくシリーズ第7巻です。

りゅうせんひろつぐさん著、イラストは藤ちょこさん。GCノベルズから2017年に刊行された、「小説家になろう」発の異世界ファンタジーです。

総合評価 ★3|キメラクローゼンをめぐるお話が、そろそろ終わりそうな予感がヒシヒシと感じられる1冊です。

目次

『賢者の弟子を名乗る賢者 7』はどんな作品?

主人公のミラは、VRMMO『アーク・アース オンライン』で九賢者の一人・召喚術士ダンブルフを演じていたプレイヤー。ゲームが現実になった世界で少女の姿になり、「賢者の弟子」を名乗っています。

この巻の幕開けは、キメラクローゼンを追う旅の途中の湖畔です。特注のワゴンで眠っていたミラは、静寂の精霊と水の精霊に湖の底の神殿へ連れ出され、友人を救ってほしいと頼まれます。

キメラクローゼンの狙いは、世界を揺るがしかねない危険を伴うもの。ミラは五十鈴連盟とともに、組織に繋がる痕跡を追い、召喚術を駆使して敵の懐へ入り込んでいきます。

発売日や著者などの作品データを先に確認したい方は、賢者の弟子を名乗る賢者 7からどうぞ。

向いている人

ミラ以外の九賢者のお話も楽しめる人

この巻には、主人公のミラだけでなく、ほかの九賢者のお話も出てきます。

敵のアジトへの潜入を追う物語が好きな人

手がかりをたどって敵の拠点へ近づいていく展開が好きな人に向いています。

合わないかもしれない人

見た目と中身のギャップ設定が苦手な人

少女の外見に、老賢者を演じてきたプレイヤーの中身というずれは、この巻でも作品の土台です。また、口絵の脱衣所の場面や本文の入浴の場面など、少女の姿での着替えや入浴も描かれるので、苦手な人は注意してください。

この巻から読み始めたい人

キメラクローゼンと五十鈴連盟の争いは、これまでの巻の流れを受けて進むので、1巻から順に読むのがおすすめです。

感想・見どころ

精霊を前にしたミラの欲望

公式のキャッチコピーには「ミラ様の欲望が止まらない!!」とあります。湖底の神殿で、召喚術士のミラは精霊に召喚契約を迫ります。そのセリフから、欲望がにじみ出ているように感じるのは、何でなんでしょう。

静寂の精霊の力

湖底で出会う静寂の精霊の力は、音だけでなく光やマナにまで及び、姿も魔力も気配も隠してしまうというもの。使い勝手が良さそうで、やっぱり静寂の精霊は凄いよなぁ、と思います。

広がっていくお話

精霊を付け狙う組織を追うお話は、この巻でさらに広がりを見せます。おっと話もでかくなった、と感じるところです。

まとめ

『賢者の弟子を名乗る賢者 7』は、キメラに繋がる手がかりを追って、ミラがアジトへ潜入していく第7巻です。物語は続きが気にならないわけがない状況で終わるので、次の巻もすぐに読みたくなります。

ミラ以外の九賢者のお話も楽しめる人に、手に取ってほしい1冊です。

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