配信の切り忘れから一夜にして伝説になったお嬢様配信者・山田カリンの快進撃を描く、赤城大空さんのバズ系ダンジョンコメディ(通称お嬢様バズ)。ダンジョン探索と配信文化を掛け合わせ、コメント欄と掲示板の絶妙なツッコミで笑わせてくれる痛快シリーズです。
このページでは、1巻から5巻までの読む順番、各巻の感想・作品データへのリンク、シリーズの魅力をまとめました。どの巻から手に取るか迷っている方の道しるべになれば幸いです。
読む順番:1巻から巻数順でOK/主人公:ドレス姿でダンジョンに潜るお嬢様系配信者・山田カリン/最新刊(当サイト掲載):5巻。1巻のバズから2巻の収益化・ダンジョン崩壊、3巻の警視庁コラボと抗争の始まり、4巻の深層ソロ攻略、5巻の深淵挑戦と最強クランの総力戦へと積み重なっていく流れなので、順番に読むのがいちばん楽しめます。
ポチップ
目次
読む順(おすすめ)
基本は1巻 → 2巻 → 3巻 → 4巻 → 5巻の巻数順でOKです。
このシリーズは、底辺配信者だったカリンがバズをきっかけに階段を駆け上がっていく流れが軸になっています。1巻で起きた出来事や人間関係が2巻に効き、その積み重ねが3巻の大きな動きにつながり、4巻の深層攻略から5巻の深淵挑戦へとそのまま伸びていくので、1巻から順番に読むのがいちばん自然です。
『お嬢様系底辺ダンジョン配信者』シリーズはどんな作品?
本作は、ドレス姿でダンジョン攻略に挑むお嬢様系配信者・山田カリンを主人公にしたダンジョン配信コメディです。視聴者ゼロの底辺配信者だったカリンが、配信を切り忘れたまま迷惑系配信者をボコってしまい、その一部始終がアホ程バズって一夜にして伝説になる、という掴みから物語が始まります。
ダンジョン探索と配信文化を掛け合わせた設定に、配信画面のコメントや掲示板パートの絶妙なツッコミが重なり、陰湿さのない軽快なノリで一気に読ませてくれます。笑いだけでなく、規格外なカリンの実力が少しずつ明かされていくのもシリーズの魅力です。
シリーズはこんな人におすすめ
コメント欄や掲示板のツッコミで笑いたい人
配信画面のコメントや掲示板パートのノリの良さは、本作最大の魅力のひとつです。物語の外側から絶え間なく飛び交うツッコミで笑いたい人にぴったりです。
ダンジョン探索×配信の組み合わせを楽しみたい人
ダンジョン攻略を配信するという設定が新鮮で、探索の面白さと配信ならではの空気感を一緒に味わえます。両方を一冊で楽しみたい人に向いています。
明るくストレスなく読めるコメディが好きな人
陰湿さや嫌な空気がなく、終始コミカルに話が進みます。気軽に笑えるエンタメを探している人におすすめです。
合わないかもしれない人
シリアスで緊張感のあるダンジョン攻略を求める人
探索シーンはありますが、緊張感よりもコミカルさが前に出ています。シビアな攻略ものを期待すると、方向性が違って感じられるかもしれません。
配信文化やネットのノリが苦手な人
バズやコメント欄のノリが物語の下敷きになっています。そうしたネット文化のテンポにピンとこないと、笑いどころが伝わりにくいかもしれません。
各巻リンク一覧(作品データ&感想)
各巻の感想レビューと、発売日・あらすじなどの作品データへのリンクです。ネタバレあらすじは既読の方の振り返り用に、初期状態で閉じた折りたたみにしています(クリックで開きます)。
1巻|視聴者ゼロの底辺お嬢様配信者・カリンが、配信を切り忘れたまま迷惑系配信者をボコってアホ程バズり、一夜にして伝説になる導入巻です。(感想レビュー/作品データ)
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底辺配信お嬢様のカリンは、配信を切り忘れたまま危険物質を持ち出そうとした迷惑系配信者・影狼をボコボコにしてしまいます。その一部始終が大バズりし、彼女はチンピラお嬢様として一夜で伝説の配信者になってしまいます。
思わぬ形で注目を集めたカリンは、親友でありブレインの佐々木真冬の案で、お嬢様らしさを取り戻すべく雑談配信、そしてお優雅ダンジョン攻略配信に挑みます。紅茶を片手に優雅に歩きながら上層から下層までを次々と蹂躙していく姿に、コメント欄は驚愕とツッコミの嵐に包まれます。
下層の攻略中には、本来は深層にいるはずの規格外なモンスターがボス部屋に現れますが、それすら実力でねじ伏せてしまいます。過激すぎる必殺技ネタや迷台詞まで飛び出し、優雅さと暴力が同居した唯一無二の配信ができあがっていきます。
エピローグでは、退院した影狼が復讐を誓ってカリンの研究を始め、掲示板ではファンの呼び名カリン党が爆誕。次巻への期待を残して幕を閉じます。
2巻|ついに収益化を達成したカリンの新たな日常が始まり、加工スキル配信やダンジョン崩壊という大きな見せ場で規格外の実力が炸裂する第2巻です。(感想レビュー/作品データ)
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収益化を達成したカリンは、雑談配信でユニークスキル神匠が判明し、加工スキルを使ったお優雅ダンジョン配信に挑みます。素材集めから家具作りまでをダンジョン内でこなしてしまう規格外ぶりに、コメント欄は脱法お嬢様などのあだ名を付けて大盛り上がりになります。
収益化記念の配信には、カリンが憧れるセツナお嬢様の原作者・もちもちたまご先生が登場します。原作者とファンの温かい交流が描かれ、贈られた髪飾りを作るため、カリンは再びダンジョンへ素材集めに向かいます。
そこへ、1巻でボコられた迷惑系配信者・影狼砕牙がリベンジを挑んできます。彼はカリンの強さを装備やスキル頼りだと考えて対策を用意しますが、結局は圧倒的な実力の前に敗れ去ります。
決着の直後、地震とともにダンジョン崩壊が発生し、大量のモンスターが地上へ溢れ出します。カリンはこれを規格外の力で一掃し、深層のボスである暴風竜まで討伐してみせますが、その一部始終が図らずも配信されてしまいます。
ダンジョン崩壊で多くの人を救ったカリンは、感謝のスパチャが殺到して三億の女と呼ばれるようになります。一方、脱退を申し出た影狼が所属していたクランでは、クランマスターがカリンを潰す手段を模索し始め、新たなトラブルの気配を残して幕を閉じます。書き下ろしでは、相棒・佐々木真冬とカリンの出会いと、真冬の意外な過去も描かれます。
3巻|ダンジョン崩壊を食いとめて知名度を上げたカリンに警視庁との初コラボが舞い込み、実力派のサムライガール配信者・四条光姫との出会いと、最強クランの策謀が動き出す第3巻です。(感想レビュー/作品データ)
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ファンアートを飾る額縁の素材を集めるため下層へ潜ったカリンは、本来その階層にいるはずのない少女を助けます。彼女はブラック体質のクランに使い潰されかけており、事情を聞いたカリンは力があれば憂いなしとばかりに鍛え直しにかかります。
下層でのスパルタ特訓で少女は装備もレベルも一気に引き上げられ、移籍先が見つからなければ自分でクランを作るという発言まで飛び出します。規格外な二人が組む未来を想像したコメント欄は、世界の危機だと大騒ぎになります。
翌朝、警視庁が特殊な生産スキルの持ち主を正規職員と同待遇で募集するというニュースが流れます。少女はその枠で警察組織に入ることを決め、カリンには警視庁とのコラボ配信の話が舞い込みます。しかも、その初コラボの場には警視総監までもが姿を見せ、カリンはガチガチに緊張したまま本番に臨むことになります。
一方、少女を置き去りにして逃げたクランの幹部たちは、一斉に摘発されることになります。ただし、その背後にいるブラックタイガーは無傷のまま残り、カリンを危険な存在と見て排除に動きはじめます。
続く若手合同訓練の見学配信で、実力派のサムライガール配信者・四条光姫が姿を現します。ところがカリンを前にした彼女は明らかに挙動不審で、その正体は1巻から続いていた悪ノリの書き込みの元凶でした。それでも縁は切れず、カリンは光姫から剣術を学ぶ流れで、性能の振り切れた刀を自作することになります。
そんな折、光姫がダンジョン講習を行っていた現場で崩落事故が起き、学生たちが閉じ込められます。カリンは自作の大刀でダンジョンの壁を斬り開いて最短距離で駆けつけ、モンスターを一掃して救出します。感極まった光姫はカリンに抱きつきますが、その勢いで自分の過去の行いまで暴露してしまい、感動的だったはずの場が一瞬で凍りつきます。
この一連の流れは登録者数稼ぎの自作自演ではないかという疑惑が流され、カリンへの誹謗中傷が広がっていきます。憧れの作者までが糾弾されるのを目にしたカリンはついにブチギレ、疑惑を晴らすため深層のソロ踏破を宣言して幕を閉じます。書き下ろしでは、勉強嫌いなカリンと同じ高校を目指す真冬の、進路をめぐるやりとりが描かれます。
4巻|自作自演の疑惑を払拭するため、大手クランが苦戦している奥多摩渓谷ダンジョンでカリンが深層ソロ攻略に挑む、人類未踏破の魔境が舞台の第4巻です。(感想レビュー/作品データ)
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自作自演の疑惑を晴らすため、カリンは深層のソロ攻略を配信で宣言します。選んだのは、彼女に喧嘩を売っていたクラン・ブラックタイガーが総力を挙げて攻略中の奥多摩渓谷ダンジョンでした。
攻略配信の実況役を務めるのは、家を出て自由になった光姫です。真面目な立ち上がりから配信開始と同時に暴走し、コメント欄では素のときと壊れたときを別人として呼び分けるネタまで生まれます。カリンは上層と中層を一気に飛ばし、下層は紅茶片手のお優雅配信のまま突破します。深層へも装備を替えずそのまま踏み込むので、コメント欄は悲鳴に近い反応で埋まりました。
深層で待っていたのは、単独では対処不能とされる初見殺しばかりでした。打撃も魔力弾も通らない霧状の魔物、攻撃を吸収して衝撃波に変える魔物、壁越しに撃ち込んでくる遠距離型と、性質の異なる相手が次々と現れますが、カリンはそのつど仕組みを見抜いて力業で解決していきます。第一層のボスまで無傷で抜き、深層ソロ踏破の世界記録に並びました。
攻略が進むほど、公開された情報によってブラックタイガーが被る損失は膨れ上がっていきます。クランマスターだけは深層のソロ殺しに望みをつなぎますが、幻覚を見せる魔物も、分身するボスも、カリンの姿を写し取ったはずの魔物さえも、まるで通用しないまま退場していきました。
第四層では、この日のために用意された属性違いの鎧をまとい、圧倒的な速度と火力でボスを制圧します。装備の名付けに誰が関わっていたのかも明かされ、コメント欄は攻略そっちのけで沸きました。こうしてカリンは、人類未踏破だった深層のソロ踏破を成し遂げます。
それでも疑惑を払拭するには足りないと考えたカリンは、さらに先の深淵へ踏み出したところで巻が終わります。書き下ろしでは、動物に懐かれてしまうほど魔力を制御できる異常さが露わになる雑談配信と、深層で披露した装備が生まれるまでの前日譚が描かれます。
5巻|深層を踏破したカリンがさらに先の深淵へ踏み込む一方、追い詰められた大手クランも精鋭を送り込み、魔物と人間の両方から騒動が降りかかる第5巻です。(感想レビュー/作品データ)
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深淵の第一層に足を踏み入れたカリンを待っていたのは、本来なら深層のボスとして構えている魔物が雑魚のように湧いてくる光景でした。世界情勢への影響を案じる声も届きますが、カリンは意に介さず攻略を進めます。第一層のボスは空間そのものを削る攻撃と転移を操る相手で、初めてカリンに掠り傷を負わせますが、複数の鎧を同時展開したカリンが防御の隙を突いて討伐します。
攻略が進むほど周囲の混乱も大きくなります。取り扱いに困るドロップ品をめぐって管理側が悲鳴を上げ、コメント欄では国際情勢が動いたという話まで飛び交って、カリンは守護神扱いされ始めます。
一方、ブラックタイガーのクランマスターはついにカリンを直接潰すという決断を下し、幹部たちが総出でカリンを襲撃します。ところがカリン側は、彼らが幻覚を見せる魔物のせいで錯乱していると判断し、正気に戻すには強い衝撃が要ると考えて一人ずつ容赦なく殴っていきます。逃げ出した幹部も残らず追いかけて救出されました。
映像が復旧したときに流れたのは凄惨な場面だけだったため、カリンには大量殺人の疑惑がかけられます。実際には全員が生きており、当時の映像が公開されたことで疑いは晴れました。救う側と襲われる側で同じ行為の意味が正反対になっていたことが露わになり、掲示板は爆笑に包まれます。
騒動のあと、カリンは謝罪配信から日常へ戻ります。世間では深淵攻略よりもこの一件のほうが強い印象を残し、新しい二つ名で呼ばれるようになったうえ、国民栄誉賞まで贈られることになりました。表彰式は最後まで締まらないまま終わります。
エピローグでは、日本を狙う企業グループの黒幕と、アフリカを統一したという規格外の実力者が姿を見せます。後者はカリンの配信を目にして島国へ向かって飛び立ち、次巻への引きを残して幕を閉じます。書き下ろしでは幼稚園への出張イベント、掲示板回、そしてカリンに救われた刑事の独白が描かれます。
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当サイト掲載の最新レビューは、5巻です。深層の先にある深淵へ踏み込んだカリンと、ついに動き出した大手クランの両方を扱った一冊を紹介しています。規格外の攻略と、それを見守るコメント欄・掲示板の賑やかさが、シリーズでもっとも噛み合った巻です。
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まとめ
『お嬢様系底辺ダンジョン配信者』は、配信の切り忘れから伝説になるという掴みから始まり、ドレス姿のお嬢様・山田カリンがダンジョン無双と配信で笑いを巻き起こしていくシリーズです。
コメント欄や掲示板の絶妙なツッコミ、規格外な主人公が少しずつ実力を見せていく痛快さが魅力で、陰湿さのない軽快なコメディを気軽に楽しみたい人に向いています。
まずは1巻から順番に読むのがおすすめです。気になる巻があれば、上の各巻リンクから作品データや感想記事もあわせてご覧ください。
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